
注文住宅を建てるときには収納について考えよう
家族によって収納スペースの量は異なる
注文住宅では動線によって間取りを決めることが多く、収納については失敗談が多いです。収納をどの程度確保したらいいのかによって、注文住宅を建てるポイントが決まります。
平均的に収納率としては床面積に対して15パーセントほどあればいいと考えられてきました。最低でも12パーセント以上ないと、収納に困るといわれています。できるだけ物を持たない暮らしをしていたとしても、防災対策や季節の衣類などによって収納は必要です。そのため、15パーセント程度を収納に振り分けると決めて、家の間取りを考えてください。ただし、住む人数によってはそれよりも多く必要となる場合もあります。数字はあくまでも目安にしかすぎません。家族でどれくらいの荷物があるのか、どれくらい収納スペースを確保したらいいのか話し合い、最適な収納スペースにしましょう。
収納スペースの利便性を考える
間取りを考えて床下や天井裏などのスペースを活用することは必要ですが、それだけに頼ってはいけません。収納するスペースに合わせて収納する物は異なるからです。ただし、高齢者や足の悪い人がいる場合、はしご式の屋根裏収納は避けたほうがいいでしょう。出入口が狭くて大きなアイテムを収納できません。また、運搬するときに腰を痛めてしまう可能性が高いです。
また、すぐ使わないものを動線から離れた場所に収納すると、モノの存在自体を忘れてしまうため、死蔵品になってしまう可能性があります。家のスペースを死蔵品だらけにすることは、収納スペースを無駄にすることになるため、避けてください。あくまでも活用する物を収納できるスペースとすること、動線に邪魔にならない範囲で収納スペースを設けることが大切です。
注文住宅を建てるためには貯金が必要です。名古屋の注文住宅は、都市部にあることもあり費用がかかります。計画を立てて貯蓄することが大切です。